bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

風邪

風邪だった。おかげさまでだいぶ過去形。病みだしてから終息まで、早送りな感じのやつだった。なんか喉がいがらっぽいな、喉痛いな、熱っぽいな、高熱じゃん、下がってきたな、鼻水すげーな、今度は咳か、これがそれぞれ一日ずつ。忙しかったので仕事を休むこともできず、あー休みてーなー病院いかなきゃなーと思ってるうちに治ってしまった。しかしもう一度見るつもりだったFUKAIプロデュース羽衣「愛死に」も見れなかったし、チケットとってたチェルフィッチュも行けなかった。高熱に由来する全身の痛みとだるさに耐えつつ、ベッドの上に転がって、恋人の用意してくれた経口補水液をグビグビ飲み、ヤフオクで落とした「初期のいましろたかし」を読んで、やっぱこれだよなあ、こうじゃなくちゃいかんよなあ、恋人がいようがスーツ着て仕事をしてようが、いつまでもオレはハーツ&マインズ読むたびに撃ち抜かれてしまうんだろうなあ、と思いながら熱い熱いため息を吐いていた。そうやって長い夜を過ごしていた。