bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

寝れない

ここ最近は寝つきが悪い。繁忙期の仕事のせいか、漂う春の気配のせいか。それともゼルダのせいだろうか。でもな、言うほどやれてないんだよな、ゼルダ。画面の中のハイラルを歩き回るのと、温み始めた空気を感じながら夜の住宅街をそぞろ歩くのと、時間があったらやりたいのはどちらかといえば、後者なのだよな。でも時間がないからどちらも出来ずにいる。勿体ないことだ。勿体ないお化けが出てしまう。しかしあれだな、「勿」って字は睫毛の長いひとの閉じた右目に似ているな。

 

寝つきは悪いけれど、生活全般が乱れているかというとそんなことはなく、食事なんかは結構ちゃんとしている。今週は野菜炒めにハマってそればかり作っていた。ニンニクのスライス、あればパクチーの根と茎のみじん切り、これを多めの油で炒めて香りを出す。豚コマを炒める。火が通りきる前に細切りにしたピーマンとエリンギを入れる。油をなじませ、少量の酒をふり、蓋をする。軽く蒸すようなイメージ。ものの一、二分、肉の色が変わるくらいで蓋を開ける。ここから一気に味付け。醤油、ナンプラーオイスターソース水溶き片栗粉を入れ、全体を馴染ませれば完成。

この手順だと、最後の最後までフライパンに塩分を加えないので、野菜から水が出ない。つまり浸透圧である。化学である。化学なのでピーマンがシャキシャキでめちゃくちゃ美味い。毎日食べてもまったく飽きない。化学は偉大である。

 

今週の僕は化学ばかりを食べているわけなので、金曜くらいの僕はもう化学の子であると言っても過言ではないのではないか。化学の子、要するに鉄腕である。鉄人ではない。衣笠ではなくアトムのほうだ。カープではなくアトムズだ。山下達郎のアトムの子ってカラオケで歌うと同じメロディの繰り返しばかりで飽きるよね、特に最後の「フィッフィ、フィィリリ」の繰り返しのとこ。そういえば山下達郎のLIVE、先行申込に気がつかなかった。こないだのcero野音もそうだった。めっちゃ悔しい。申し込んで落ちていたらもっと悔しかっただろうか。関与度上がると悔しさも増しそうだな。フジロックは何日に行けばよいのだろう。小沢健二が何日に出るのか、ということなのだけれど。昼だけでなく夜もステージがあるとか、だとすると一日券で朝までコースか。果たして体力持つのだろうか。いまこそ化学の身体が欲しい。機械の身体が欲しい。できればネジ以外のやつ。俺の体の筋肉はどれをとっても機械だぜ。そういえばアトムはラララ科学の子だからアトムの子供は科学の孫になるわけで、孫と言えば大泉逸郎だけれど、科学の大泉逸郎は科学の孫を可愛がるのだろうか。「なんでこんなに可愛いのかよ」というテーマで科学的な研究発表をするのだろうか。これはなんの話だろうか。

 

明日も早いのだからこんなことを書いてないでとっとと眠ればいいのだけれど、眠れないからこんなことをつれつれと書いているわけで、鶏が先か卵が先かみたいな、要するに親子丼みたいな感じなわけだ。親子丼かあ。食べてないなあ。めっちゃ美味い親子丼を出す店、世の中に多すぎやしませんかね。もはやありがたみがないレベル。

 

眠気こないなー。眠乞いでもやってみようか。雨乞いみたいな。火を焚けばよいのか。カモミールとかラベンダーとか燃せばいいのかな。でも火を焚いたまま寝るなんてそんなの危険すぎる。そうすると火を使わないやつだ。アースノーマットみたいな。アースノーマット置いとけばいいのかな。ベープじゃ駄目かな。どう?駄目?

 

とりあえずもう寝る体制に入ろう。布団の中のスタートラインに並ぼう。スタートラインって書いた瞬間、頭の中で海援隊が歌いだした。これは子守唄になるだろうか。武田鉄矢は人を眠りに誘うことができるのだろうか。向いてはいないような気がする、でも向き不向きとできるできないとはイコールではないからな。鉄矢、向いてないことも努力で克服しそうだしな。刑事物語でアクションやったみたいに。

 

ああ、寝たいなあ。