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bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

酒の席

眠れないので眠くなるまで徒然と。

 

仕事が終わって飲みに行く。アルコールを入れて平熱の熱量で話すのはなんだか随分久しぶりな気がする。会話の内容も平熱そのもので、話したそばから忘れていってしまうような他愛ないものばかりだった。ところで他愛ないとはもともとどういう意味なのだろうか。他者に対する愛はない、だったらナルシシズムがキツくて嫌だな。愛の他には何もない、だったらロマンティシズムがキツいか。好みではあるけれども。愛という他ない、くらいがいいな。飲み屋での他愛ない話。有益なことも残るものも何もない、優しさしかない、愛という他ない話。

 

対人コミュニケーションにおいてガードを下げることができないんですよね、というひとに対して、ノーガード戦法でいいんですよ、あしたのジョーですよ、両手ダラリですよ、お互い両手ダラリで顔つき出して接近していけば必然的にキスするしかないじゃないですか、というような話をして、別のひとにこの妖怪うまいこと言いが…!みたいなツッコミを受けた。褒められたような気がして嬉しかった。でも別に上手いことを言おうとしていたわけでもオチを用意していたわけでもなくて、ただ適当に話を転がしていたらポコッと穴にハマったというそれだけのことなので、褒められるに値することはなにもしておらず、ただ純粋に褒められ得なのだった。わーいわーい。

 

帰り際、食材が余ったからと豚肉とキムチと万能ネギをもらう。ありがたくいただいて雨の中を傘もささずに帰宅。そういえば明日は晩ごはん食べる予定があるじゃん、明後日もじゃん、しゃーねーないま食べちゃうか、と豚キムチ炒めを作る。まな板を汚したくないのでパックの中で豚肉を切る。ごま油で豚肉を炒め、キムチを炒め、酒をふる。醤油とオイスターソースで薄めに味をつけ、胡椒をふる。長めに切った万能ネギをいれ、くたっとするまでほんの少し炒める。仕上げに小口切りの万能ネギと卵黄。食べる。美味い。お腹はいっぱいなのに美味い。深夜の肉炒めは背徳の味であり、すなわち官能である。食べている途中で明日は木曜で予定のあるのは金曜で、つまり明日の夜には何も予定がないことを思い出し、やっちまった感に包まれたがそんなことはもう知らない。やっちまったことは仕方ない。覆水は盆に帰らない。子どもの名前、覆水だけは付けちゃ駄目だな。お盆に帰ってこなくなる。顔が見れなくなる。

 

ここまで書いて寝落ちしてた。起きたらお腹が痛かった。食べ過ぎだね完全に。きょうはお腹にやさしく過ごそう。おとなしくしておこうっと。