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bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

インド料理と自己認識と

インド料理とっても美味しかった。

 

美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、いろんな笑い話をして、顔の筋肉が痛くなるまで屈託なくケラケラと笑った。ミントにつけたチキンティッカと、マトンのビリヤニとエビのビリヤニが美味しかった。インドビールは度数が強くて、みんなどんどん酔っ払った。ビリヤニのファンがまた増えた。笑いすぎて食べるのに夢中で誰も料理の写真を撮ってない。女子会なのに。よいメンバーで、よいお店で、よい日だった。夜の街は夏ではあるけど暑すぎず、酔っ払って心地よくなった状態にいちばん丁度よい空気を提供してくれた。

 

夏の夜がどことなくセクシーなのは、身体の境界線がなくなるからだ。湿度と温度、それが人体のそれと同じくらいで、適温の生理食塩水のなかを泳いでいるような蕩けた気分になる。真冬の寒さは身体の輪郭をくっきりとさせるけれど、夏の夜のまどろんだ空気は身体の輪郭を曖昧にさせる。ヘラヘラと笑いながら自我が拡散していく。どろんと溶けてしたたり落ちて薄くなっていく。とにかく柔らかくなって、どうでもよくなって、夏の空気に飲み込まれて、ただの靄みたくなって夜の湿度に消えていく。

 

だから昨日の僕たちも、酔っ払って無茶しようとしてやっぱやめて、深夜の千駄ヶ谷で座り込んだりおぶったりおぶわれたりハイヒール手に持って裸足でペタペタ歩いたりした。真夜中のアスファルトは思いのほか滑らかで温かく、裸足の足に優しかった。これなら何時まででも歩いていられるなと思った。おぶったりおぶわれたりしてるひとたちは何だかしんどそうだったけど。夏だからね、仕方ないね。

 

夜明け近くまで飲みながらいろんな話をした。でもここ最近の僕は短期記憶が壊れかけのフロッピーディスクなのできっともう忘れてしまったことがたくさんある。ただ、褒められなれていない感じがする、と言われたのはなんかごっすりと刺さってる。あなたは褒められなれていないから、褒められると居心地が悪くなって、そんなことないですって否定にかかるでしょう。でも相手があなたをどう思うかは相手の自由だから、それを矯正しようとする権利はあなたにはないし、そんなことをする必要もない。自分から見た自分と他人から見たあなたと、違って見えて当たり前なのだから、それはただ受け入れるしかないんですよ。そんなようなことを言われて、あまりにもその通りで図星でぐうの音もでなかった。確かにダメなひとだと思われたがっている自分がいることに気がついた。無頼への憧れとか、コンプレックスとか、幼少期に言われたこととか、なんかいろいろ思い当たることはあるのだけれど、流石に恥ずかしすぎて死ぬのでそこまでは書かない。ウサギは寂しいと死ぬし俺は恥ずかしいと死ぬ。

 

とりあえず、今度から褒めてもらったら「このひとは僕のことをそんなふうに見てくれているんだな、ありがたいなあ」と思って素直に受け止めるようにしよう。テレながら喜ぼう。テレながら喜んでるおっさんの画はだいぶ誰得な感じに仕上がると思うけれど、世の中すべてがお得ばかりで出来てはいないのでしょうがない。世界はジャパネットではない。お得ではないものもあるし、ポイントがつかないものもある。金利分割手数料をいつでも負担してもらえると思ったら大間違いだ。甘えるのもいい加減にしろ。このモンスターカスタマーめ。

 

遊んでくれたみなさん、ありがとうございました。とっても楽しかった。また遊びましょう。あとシン・ゴジラはマジで見たほうがいいやつなのでIMAX上映が終わっちゃわないうちに早く見に行きましょう。そんでまたわいわいやりましょう。

 

溶けて浮かれてだらける夏。

この週末はそんな感じ。