bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

ビョーク in VR

日曜日。
今年初の猛暑日

こんな日はお外に出かけず家でひとり静かに読書でもするのがシティ・ボーイの嗜みだと思うのだけれど、残念ながら僕はシティ・ボーイではなかったようで、前々からの予定のために無念の外出。
友達とお台場へ、ビョークのVRのやつを見に行く。

お台場は都心より少しだけ涼しい感じがした。でもなんだろう、7時間くらいお台場にいたはずなのだけれど、何をしていたかあまり思い出せない。
たしか、科学未来館でよくわからない展示を見たり、ASIMOを見たり、ビーナスフォートで餃子を食べたりしていたな。
ASIMO、めっちゃロボットダンスが上手い人みたいな動きをするロボットだった。

えーと、たぶん暑さのせいだと思うんですけど、記憶があんまりなくって、写真によるとこんな感じでビョークまでたどり着いたみたいです。


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で、ビョークなんですけど。
実は僕はあんまりビョークの音楽が好きではなくて、別に嫌いとかじゃないんですけど、なんつうんだろ、高尚すぎて楽しみ方がわからないというか、もう少しわかりやすさがほしいと言うか、結構一貫してそんな感じなんです。
なんですけれど、ビョークを好きか嫌いかでいうと、めっちゃ好きで。
シンプルに顔が好み。ストライク。ドンピシャ。
若い時分、飲み会で好みのタイプを聞かれたら必ずビョークって言ってた。
あの顔なんかすごくないですか、人間世界に初めてやってきた好奇心旺盛な妖精みたいな顔してると思いませんか。
あんな眼で興味深げに顔を覗きこまれたりしたらたぶん一発で恋に落ちる。
でも次の瞬間、ビョークの興味は別のものに移ってしまって、僕には二度と興味を示さない。
ほんでそのまま僕は死んでしまう、死因は恋わずらい、それを聞いてもビョークはなんにも気にせず微笑んでる。
なんかそんなイメージ、勝手に思ってるだけだけど。

で、VRなんですが、そんなビョークの顔が目の前にあるんすよ。
アイスランドなのかな、岩だらけの浜辺で歌い踊るビョーク
途中で分身して二人になり、踊りながら左右に歩いていく。
視界には入り切らないので、首を振らないと見えない。
片方が踊るのを見ていて、首を回したら、もうひとりのビョークはすごく近くに顔を寄せていて、いきなり至近距離にビョークが現れて、そりゃそれなりに歳はとってるけれど、大好きな顔がすぐそこで笑って歌ってるんですよ、恥ずかしながらときめいてしまいました。

それが一つ目、二つ目は誰かの口の中に入ってしまう、口の中からみた光景、歯や上顎、舌、口蓋、それらがウルトラQのオープニングみたいにグニャグニャと曲がって見える、首を回すと薄く開いた唇の向こうでビョークが歌ってる。
そういう悪夢のような映像でした。
あれなら酔っ払って行けばよかった。

三つ目、ラスト。
前の2つは回転する丸椅子に座って、だったけど、これは立ってのVR。
ビョークの3Dモデルが音楽に合わせて踊り、七色に光り、動くたびに光の粒子を撒き散らしながら、だんだん大きくなり、空中に浮かんでいく。
七色に輝き、光の粒を撒き散らしながら、どんどん高いところに登っていく。
最初は向かい合っていたビョーク、というよりデジタル菩薩的な何かを、気がついたら見上げている。
あれはなんだったんだろう、でも本当に神々しい何かだった。
1と0で構成された、発光ダイオード製の観音菩薩

総じて、VRの面白さを見せるのではなく、あくまで表現技法の一つとしてVRを使っている、という感じ。
ひとつ残念だったのは、メガネへの対応力が低く、ピントを合わせづらかったこと。
見え方のストレスって没入感を阻害するので、メガネの人はコンタクトで行ったほうが良いと思います。

一日暑い中ウロウロしてたのでヘロヘロだったけれど、帰りにまたイスラム横町へ。
スパイスを幾つか、それにライムのピクルスと冷凍のラム肉にココナツミルク、あとパプリカを幾つか買って帰宅。

週末も終わり、また明日から暑い真夏で平日で。
しんどいけれど、乗り切っていきましょう。
疲れたときは玉ねぎを刻んで、カレー作るといいですよ。
作ってると邪念が消えるし、翌日いっぱい働いても、帰れば美味しいカレーが迎えてくれるし。

あ、あと最後にひとつだけ。
Twitterにも書いたんですが、これは全人類が共有すべき知見だと思うのでブログにも書き残しておきます。

いいですか皆さん、もしあなたが「何がOLIVE少女だよ、OLIVEおばさんの間違いじゃねえの」的なディスを食らった場合、皆さんは慌てたり騒いだりしてはいけません。
ただ毅然とした態度で「うるせえよそもそもPOPEYEだって結構なジジイつかまえてシティ・ボーイって言いはってんじゃねえかよ」って返してください。
それで試合は終わります。
マガハクラスタにしばしの平穏が訪れます。

以上です。
それではみなさん、お体を大切に。
疲れているひとは、ゆっくりと休みましょう。
僕もそのようにします、きょうはゆっくりと寝ることにします。
おやすみなさい。
良い夢を。