ベッキーと恋愛
ベッキー。
元気の押し売り。
ゲス乙女。
卒論。
この何日かでわーっと話題になって、叩かれたり擁護されたりして、もうだいぶ飽きられてる。
もともといじりがいのあるキャラクターだったから、みんなネタにしていろんな冗談いいあって。
俺も友達となんやかんやいろんなこと話した。
で、木曜売りの文春みたら、そんなこと全部どうでもよくなった。
好きなひとと一緒にいるベッキー、すごく可愛かった。
ベッキーのことを初めて可愛いと思った。
ほんと幸せだったんだろうな、よくないことだとわかっていても、どうしようもなかったんだろうな、と思ったら、切なくて悲しくてたまらない気持ちになった。
そっからずっと、ベッキーのことが胸に引っかかってる。
人生で二回だけ、何もかもどうなってもいいと思うくらい人を好きになったことがある。
幸いにして、何かを捨てなければいけないようなハードな状況には陥らずに済んだんだけど。
でも、何かあったらきっと捨ててた。
誰かを泣かせるとしても、止まらなかった。
あれは本当に、幸せな時間だった。
その記者会見がほんとに自然で幸せそうで、それ見てたら何が引っかかってたのかわかった。
俺、また恋愛したいんだ。
他のことがどうでもよくなるくらい、誰かのことを好きになりたいんだ。
でも、あんな奇跡みたいなことがまたあり得るのかな、ってのがすごく怖くて、それで、それで。
羨ましかったんだな、ベッキーのこと。
それだけ。