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bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

ロロ、一之輔、羽衣

土曜日。あれから6年目。

 

昼すぎ、まだ眠そうな彼女を起こして多摩センターへ向かう。十数年前、大学生のころ住んでいた街。新宿からの京王線準特急に懐かしさを覚える。けれど準特急の停車駅はあのころよりもずいぶんと増え、途中の調布駅は地下に潜り景色も見えず、むしろ時間の流れを思い知らされる。久しぶりの多摩センター駅は、サンリオピューロランド色に染め上げられていた。

 

ここに来たのは「演劇人の文化祭」という、演劇×音楽のイベントを見るためだ。お目当てのロロ×emc feat.いわきっ子はトップバッター。最高すぎてなんかもう笑顔が止まらなかった。ロロの5人がお揃いの衣装(すげーかわいい)で登場してスタンドマイクの前に立ったとき、それだけで鳥肌が立った。SMAPが5人揃ったときのあの特別な感じ、あれと同じ感じがした。歌いだした曲がまあ完璧にSMAPでやっぱSMAPじゃん!ってなって、メンバーの亀島さんは所要で欠席とのmcにほんとは6人なのに5人で歌ってるってもうどこまでもSMAPじゃないか、ってなった。全員そろったSMAPだけが使える魔法、ゴージャスでハッピーでキラキラと輝くあの魔法、あの感じ、あの美しさ、舞台の5人からそれを感じた。いつの間にかそんなにもロロのことを好きになっていたのだな。emcとの「ナイトランデブー」も、いわきっ子たちとの「ライトブルー」も最高だった。舞台上で写真をとるいわきっ子+ロロ+emc、要するに全員だけれど、もう眩しくて眩しくてたまらなかった。ほんでもってあの新曲、「ミーツ・ミーツ・ミーツ」!リフレインするサビのフレーズが好きすぎて少し泣いた。いつとはそんなことしないのだけれど、どうしても忘れたくなくて、終わってすぐにサビのフレーズをメモに残した。

I LOVE YOUってゆうかダンスウィズミー
ボーイミーツガールだけじゃもう足りない
ミーツミーツミーツ
出会った 君あなた

僕と私 あの鐘を鳴らそう

この自由で開かれた愛はどうだ。独占欲とか、性別とか、そういう愛の可能性を狭めるものすべてをとっぱらい、「みんなみんな大好きだ!」という素直な感情を肯定する。「いつ高」そのものじゃないか。最高だろ。

 

あっという間の45分が終わったあと、涙目の僕を見つけて彼女は嬉しそうに、冷やかすようにニコリと笑った。

 

最後の組の演目が終わったのは17時過ぎ。そこから電車で練馬へ移動。春風亭一之輔師匠の独演会へ。「初天神」のアレンジ新作、「団子屋政談」がメッチャクチャな面白さ。柳家の演り方とは一味違う、一之輔ならではのこまっしゃくれた金坊が素晴らしかった。

 

せっかく練馬に来たからには、ということで、ケララバワンで晩ごはん。ちょうどいまは北インドでお祭りの時期らしく、お祭り限定のミールスをいただく。

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もちろんビリヤニも忘れずに。


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ミールスビリヤニもすげー美味い。写真撮り忘れたけれど、後から別に頼んだライタがまた格別に美味しくて、ビリヤニにかけつついただくのがほんとに贅沢な時間だった。胃がはちきれそうになるまで食べてしまったけれど、まあやむを得ないことである。だって美味しいんだもん。仕方ない。美味しさには逆らえない。

 

ゆっくり食べて終電近く、帰りの電車では「演劇人の文化祭」のトリを努めていたFUKAIPRODUCE羽衣の話ばかりをしていた。「くだもの夜曲」のあの過剰さと純粋さとイケてなさ、あんなの泣かずにいられないよな、みたいな話をしながら帰宅して、YouTubeで動画探していくつか聴いて、「ゾロ目の歌」で手が止まる。

 


[【イベント】FUKAIPRODUCE羽衣の“サロメvsヨカナーン”がカラオケに入ってうれしいからイベントします! - YouTube

 

なんだろう。「ひとりぼっちよりもマシだから愛してる」って歌詞、どこかで見たことのあるような、斬新とは言えないようなこのフレーズが、メンバーたちの必死な声で繰り返し歌われるうちに強度を増し、僕の胸の深いところまで突き刺してくる。自然と涙が溢れる。それを見つけた彼女がまた嬉しそうに笑う。なんでそんなに嬉しそうなの、と聞くと、好きなひとがエモくなってるの見たらそれだけでグッと来ちゃうに決まってるじゃん、と返され、それは確かにそのとおりなのでグウの音も出ないのだった。

 

明日は「いつ高」最終日。どうしようかな、当日券でもう一度見に行こうかな。悩むなー。でもいまは眠くてたまらないから、目が覚めてから考えることにしよう。


そういえば久しぶりだな、当日の日記を当日に書くの。