bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

人狼、地べた、人生

土曜日。蒸し暑い、けれどもう夏ではない、そんな感じの一日。

 

学生時代以来、久しぶりの立川へ。って書いて気づいたけれどそんなことないわ、去年の秋に昭和記念公園いったから、一年ぶりだわ。でも去年は北口に出て公園まで歩いたから、南口には足を踏み入れなかった。南口はほんとうに学生時代以来はじめて。あのごちゃごちゃと汚くて猥雑だった南口はすっかりキレイになっていた。パチンコ屋とラーメン二郎と場外馬券売り場しかなかったのになあ。チェーン店がずいぶんと増えたなあ。

 

待合せのレストランに遅刻していくともう僕の席はなく、詰めてもらって4人席に5人で座る。遅刻したからご飯を食べる時間がなくて、みんなが美味しそうなハンバーグを食べている横で匂いを肴に生ビールを飲んでいたら、みんながすこしずつハンバーグを分けてくれて、やさしさに包まれた。たいへん美味しゅうございました。やさしさに包まれたので必然的に目に映るすべてのものがきっとメッセージなわけで、レシートのなかにフリーメイソンの暗号を発見したり、タクシーのナンバーに集団ストーカーの証拠を見つけたり、そんな感じで会場に向かう。飛鳥涼のブログ、狂っているのに言葉のセンスや文体はあのころの飛鳥涼そのまんまでたまにグッときてしまったりして、なんとも言えない寂しさを感じてしまうのは僕だけでしょうか。

 

立川までなにをしに来たのかというと、人狼の初体験をやりに来たのでした。友達の参加してるボードゲームサークル?に初心者枠で参加。ベテランのスタッフさんがわかりやすく教えてくれ、はじめましてのみなさんともワイワイガヤガヤとゲームをし、考えすぎて頭から煙を吹き続け、4時間ぶっ続けで人狼やりまくった。いやー、難しい。セオリーが確立されているゲームって、まずセオリーを理解しないと駆け引きが成立しないんだな。将棋と同じだ。どっかにセオリーをまとめた本なりサイトなりがあるはずだから、次回はそれを学んでから参加しようっと。

 

次があるので、と途中で人狼を離脱、移動。安い店で飲んで食って狼藉を働いて、笑ったり泣いたり地べたに転げてビルの隙間の夜空を見上げたりした。毎度毎度酔っぱらうとこんなんばっかやってんなあ。たちの悪い大学生じゃん。大人になりましょう、ねえ大人になりましょうよ。

 

人間生きてりゃ色々あって、死や愛やなんやかんや色々が炸裂したり爆発したりザオリクしたりメガンテしたり祝福したり祝福されたりまあ大変で、でもそんなこんながありながら日々働いてご飯を食べて眠る、生活する、ねじを巻く、また発狂してまた安らいで、それを繰り返して繰り返して歳をとる、歳をとってもまた繰り返す、どうやら人生とはそういうもので、そういう仕様でそういうふうに出来ていて、仕様なので出来ているので仕方ないし、そういうふうだから人生ってほんっとにかわいい。

 

人生は、かわいい。

僕は、あなたは、僕らは、みんな、とっても、かわいい。

 

だから、だいじょうぶ。

かわいいから、なにがあってもだいじょうぶ。

なにがあっても、絶対にかわいいから、だからだいじょうぶ。

 

安心して人生をやりましょうね。

クソほどエモい人生をね。