bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

星に願いを

きのうのくさくさした気分とは打って変わって、ハキハキシャキシャキとした気分。
仕事もサクサク進む。
なんだろね、この差。

仕事を終えて、2つの欲求が湧いた。
ひとつ、カレーもしくはビリヤニが食べたい。
ひとつ、日本酒が飲みたい。

でもなー、もう試したことあるんだよなー。
経験からいって、インド料理のスパイスの感じと日本酒のマリアージュは最悪。
お互いがお互いのダメなところを引き立て合う。
梅宮アンナ羽賀研二みたいな感じ。
梅宮アンナ羽賀研二は相性がいいのか悪いのか?
どちらなんでしょうね。

どっちにしよか、ラマダン明けのイスラム横丁も素敵だし、鈴伝で日本酒立ち飲みするのも素敵だし。
うーむうーむ、とひとしきり悩んで、間をとることにする。
スーパーで日本酒とツマミを買って、自宅でカレー作って、別々にいただこう。

というわけで買い物をして帰宅。
カレー作る、カレー食べる、シャワーで汗を流す、カツオと〆鯖で日本酒をやる。
スーパーで日本酒を買うときは、なるべく地元の酒を選ぶことにしている。
岩手の酒、東北の酒、それもいまいちなら東京の酒。
きょうは宮城の浦霞
どこでも飲めるベタなやつが気分に合う。

冷たいシャワーで汗を流して、ついでに洗濯機を回して、浦霞を飲みながら本を読む。
雨宮まみさんの「まじめに生きるって損ですか?」。
装丁が気に入って買った。

人生相談の本なんだけど、読んでたらなんだか相談者が愛おしくなってきてしまって、笑い泣きしてしまった。
みんな、コンプレックスを抱えて、自信をなくして、なんでだろう、もっと幸せになれるはずなのにな、そう思いながら、毎日をやりくりしている。
どうにかこうにか、少しでもハッピーになるべく、よいしょよいしょと生きている。
自分だけじゃないんだな、と思う。
相談したからって問題は解決したりしないんだけど、でもひとりじゃないって思える。
みんないっしょなんだなって。

俺は男性で、充分すぎるほどに大人で、まあ要するにおっさんで。
女性が女性向けのドラマでやるみたいに、弱音を吐いてもサマにならない。
だから、普段は奥底の本音の弱音を吐いたりしない。
仕事で疲れた、くらいなら言うけどさ。
人生についての弱音、自分の生きづらさみたいなもの、そういうのを語るのって、カッコ悪いし、見栄えが悪いし、なによりなんだか気持ち悪いじゃん。
たまに親しい友達と飲んだとき、酔ってるからいうけどさあ、とか、しょうもないこというけどさあ、とか、そんなような前置きをしないと言えない。
それがオーバー30の男性の現実だ。

だから、なんか余計にありがたかった。
慰められた。


きょうは七夕なので、短冊に書いたつもりで天の川に願い事をする。

自分はダメだなあと思いながら、それでもダメなりにがんばって毎日をやり過ごしてるすべてのひとが、思う存分幸せになりますように。

報われなくて当たり前、そんなことわかってる、それでもいつか報われるかもしれないから、とりあえず前に進むしかないじゃない、そんなふうに思ってるすべてのひとが、ありったけの幸せで報われますように。

短冊に書くにはずいぶん長くなってしまったな。けれど、少しでもいい、叶ってくれたらほんとうに嬉しい。

では、洗濯物ほして、もう少し飲んで、それから寝ます。
お休みなさい。
あなたの願い事が叶いますように。