bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

繁忙期のインドカレー

いつもより早く出社して真剣に業務。
貯えつづけた勤労意欲を大放出して働いた。
終電にはならなかったものの、疲労のあまり物言わぬ肉塊と化して無言の帰宅。
ウワー、働いたー、働いてしまったー。

眠くて眠くて眼を開けてるのがやっと、早くフロ入って寝たい…のだけれど何故かそれ以上にカレーを作りたくて仕方ない。
何だ。何だこれ。

自分でもよくわからないけど心の声に従って玉ねぎを刻む。
買ったばかりのクミンシードとカルダモン、それからショウガとニンニクのみじん切り。
これを多めのオリーブオイルでじっくり炒め、香りを出す。
スパイスを焦がさぬよう注意して、香りが立ったら玉ねぎを入れる。
飴色までは炒めず、透き通って少し茶色がかったくらいになったら、ターメリックコリアンダー、それにチリペッパーを投入し、また炒める。
そこに骨付きの鶏肉、トマト缶、それからヨーグルトをスプーンに三杯。
全体をかき混ぜ、フツフツしてきたら塩と水を入れる。
少しずらして蓋をして、弱火で煮込む。

煮込む間にサッとシャワー。
さっぱりして風呂から出ると、キッチンはカレーの匂いに包まれている。
もう少し煮込んだほうがよいのだろうけれど、我慢しきれず食べることにする。
量を気持ち控えめにしたのは、夜だからではなく、明日のほうが美味しくなりそうだから。

味の感想は省略。
旨くないわけがない。
クミンシードをプチプチ噛み潰すのは最高だ。

なんだか疲れが吹きとんだ…なんてことはなく、やっぱり働いた分だけきっちりと疲れている。
なんだか胃もしくしく痛む。
疲れたところに慣れないスパイスでびっくりしてんのかな。

でも、なんだろ、吐きそうな疲れだったのが、いつのまにか心地よい疲れになったような気がする。
気のせいかな。
まあいいや、気のせいでもなんでも。

明日も明後日も綱渡りみたいなスケジュール。
あと少しで山を超える。
早く寝て、またがんばろう。