bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

重たさ

夜中まで仕事して、朝まで飲んで、メシ食って少し眠って目が覚めて今。

まだぜんぜん消化ができてなくてハラワタがずっしりと重たい。

マーダーケースブックを楽しんで読む。
被害者遺族の手記に涙する。
殺人鬼の生い立ち、その人生に想いを馳せて涙する。
事件を産み出す社会背景に怒りを覚える。
社会の中でのうのうと暮らす。

矛盾するけれど、全部が自分の素直な感情だ。
どこに視点を置いて組み立てられた物語であるか、その程度のことで感情のバランスは簡単に変わる。

バランスは変わるけれど、ひとつひとつの感情は決して消えてくれない。
笑いながら胸が痛む。
悲しいけれどどこかで面白がっている。
怒りながら許容している。

そんなんだから、ハッキリした立場なんて決められなくて、何が望みなの?と聴かれると、なんだかボヤケた言葉でしか答えられなくなる。
みんながもっと幸せであればいいのにね、なんて具合に。

どうしたらみんなが幸せになるんだろう。
深く傷つき、人生を奪われてしまうような人たちが少しでも減るには、どうすればいいんだろう。
自分はそのために何をすればいいんだろう。
するべきことが判ったとして、そこまで俺がやらなきゃいけないの、面倒くせえな、って思ってしまう境目はどこだろう。

判らない。

どうやらしばらく重たさが残る。
左様でございますか。
はい、承知いたしました。

少しでも消化がよくなるように、後でスパイスを買いに行こう。
最近、カレーを作るのが楽しいのだ。
夜中に玉ねぎを炒めるのはほんと楽しい。
眠いけど。

ついでにビリヤニでも食べてこようかな。
どうだろう、重たさが増えるだけだろか。

でもまずはもう少し眠ろう。
三千世界の鴉を殺し、俺は朝寝を続けよう。

じゃあ、少しだけ、おやすみなさい。