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bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

流行り言葉

妙に学びのあるインターネッツだった。

きょうの僕の観測範囲のインターネッツでは、彼ピッピは彼氏じゃなくて彼氏未満のひとのことだし、カラヴァッ女は素行の悪さで悪名高い画家だし、黒木華さんや平岩紙さんのお肌の表現は「湿度がなくてサラッとしてて、でもモチっとしてる」だった。

極々せまい範囲のなかで言葉の意味が合意されてくのってなんか面白いな。友達とサークル棟の部室で話して生まれるようなジャーゴンって、いちいち定義したりしないじゃん。ただなんとなく、流通してること、使われ方、それ自体が意味を支えるようなもので。でもそもそも流行り言葉ってそういうものでしょう。
なのに、いまはグーグル先生が何でも教えてくれるから、わからない言葉はすぐにググってしまうし、そうすると何かしら解説が見つかってしまって、「あ、こういう意味なんだって」でやり取りが終了してしまう。流行り言葉の良さって定義からこぼれるところにあるのにね。
「エモい」でも「バブみ」でも「ゴルい」でも何でもそうだけど、権威的な何かに意味の定義を委ねると、途端につまらなくなる。権威を持ち込まず、「こういう感じでしょ?」って感覚だけでわいわい戯れのようにやり取りするほうが楽しい。楽しいし、たぶん正しい。

シフォンケーキのような、ふわふわした適当な意味のやりとり。
それができるスーダラな環境。

あらためてそう考えると、なんかエモさがあるね。