bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

FSD、舞城、監督失格

土曜。
金曜のレイトショーで「リップヴァンウィンクルの花嫁」を見てたから、昼ごろにのそのそと起きる。
洗濯して掃除してぶらっと街中散歩して、やっぱ自転車あったほうが楽でいいなーって大久保のドンキまで行くけど欲しくなるのがひとつもない。
結局買わずに新宿戻ってツタヤでレンタルして帰宅。

夜、一人酒。
赤霧島の一升瓶を茶碗で飲む。
フリースタイルダンジョンを一話から連続視聴。
R-指定かっけーな、般若熱いな、DOTAMAやべーな、ってもう馬鹿んなっちゃって素朴ちゃんな感想しか出てこない。
茶碗で5杯ほど焼酎飲んだところで寝落ち。
嵐の櫻井くんをサクラップネタにしていじる夢を見る。
櫻井くん、笑いながらだけど割りと強めの肩パンしてきて、痛いからよけたら俺のアゴに入っちゃって、すげー気まずい空気になった。
つか夢が見てたものに影響されすぎて恥ずい。
素直か。

日曜。
のっそり起きてフリースタイルダンジョンの続き。
これすげー面白いけど、DOTAMAクラスの人材はあとどんだけ居るんでしょうかね。
硬い韻と速さで押す人よりユーモアとか知性とかフロウで刺す人のが好みなので、鎮座ドープネスとかパンピーとかに挑戦者で出てほしいなあ。
もちろん俺なんかの知らないツワモノが出てくるのがいちばん嬉しいんだけど。

その後、舞城王太郎の「深夜百太郎 入口」を読了。
舞城王太郎が帰ってきた!
ディスコ探偵水曜日」以降の、粗製濫造・芥川賞狙いみたいな作品があんまり好きになれなくて、ここ一年くらいは追っかけることもしてなかった。
こないだ本屋に行ったとき、見てない新刊が三冊も出てると知って、チラッと読んでみたら、あ、これぞ舞城じゃんって思って三冊とも買って、やっと一冊読み終わった。
やっぱさー、舞城王太郎は愛と悪意と恐怖のエンタメ話を書くべきだよ。
この人の場合は、純文学っぽい純文学なんかよりそっちのほうがずーっと純文学っぽいよ。
早く「深夜百太郎 出口」も読みたい、いちばん良さそうな「淵の王」は最後と決めてるので。
ああ、ワクワクする。

夕方、「僕のヒーローアカデミア」のアニメをリアルタイムで見る。
二話までで原作の一話分。
アニメ、すごく丁寧に作られてて文句つけるとこはひとっつもないけど、原作の一話のほうが、やっぱいい。
あれはほんとえげつなくいい。
何度読んでも涙浮かぶもの。
デクが爆豪を助けに走り出すシーンの見開き。
画面を縦にぶち抜く「君はヒーローになれる」の力強さ。
マッドマックスよりテンション高いよ。
まだ読んでないひとは一話だけでいいからぜひ読んでほしい、いまならジャンプ+のアプリで無料だから。
しかし二話で原作の一話分かー、蛙吹さんの活躍まではどのくらいかかるんだろ。
蛙吹さん超かわいい。完全にすき。
あと、「僕のヒーローアカデミア」ってなんて略したらいいのかな。
僕アカ?ヒロアカ?僕ヒロ?

夜はツタヤで借りた平野勝之監督失格」を見る。
「由美香」と「白 the white」はdmmで見た。
「由美香」のあのラブラブイチャイチャモヤモヤ映像を二時間たっぷり見てるだけに、監督の叫びがほんとによくわかった。
人生過ごしてると、どうにも複雑に絡みあった簡単に説明できない関係の人間が出てくるもんで、そういうひとは往々にして元カノとか元嫁とかそんな名前で呼ばれる。
幾ばくかの残高を残したまま通帳もカードも紛失しちゃって下ろせなくなった銀行口座みたいな、いつかの自分の心の一部を預けっぱなしにしてるみたいな、そんな相手。
いまどこでどうしてるか、わかったりわからなかったり薄っすらとだけ知ってたり。
幸せになっててほしい、なんてそこまで善人めいたことは気持ち悪いから言わないけれど、でも頼むから死なないでくれって思った。
頼むから生きててほしい。ほんとに。
死んじゃったら、あのときの俺の心まで死んじゃうような気がするんだよ。

コンテンツ摂取量の多いサブカルクソ野郎な週末だった。
今週はどっかで「青春100キロ」を見に行きたいな。
時間作んなきゃなー。