bronson69の日記

いつか読み返して楽しむための文章。

ライフ・イズ・ミラクル

きのうの「アンダーグラウンド」があんまり良かったので、きょうも恵比寿でクストリッツァ

とにかく絵が美しい、音楽が素晴らしい、キャラクターが愛らしい。
戦争が悲惨さを生まない、愛と滑稽さにあふれた世界。

俺はボスニアを知らないけれど、ボスニア戦争の悲惨さを記した本は、何冊か読んだことがある。
その程度の知識でも、これが本当のボスニアではないことはわかる。

クストリッツァが描くのは、そうあってほしかったボスニアだ。
現実にはない、フィルムの中にしかない、おとぎ話としてのユーゴスラヴィア

だから、クストリッツァの映画はすべて、祈りなのだと思う。
そう思ったらやっぱり泣いてしまった。

映画館を出たらこの冬一番の青空が広がっていた。
そのまま、ガーデンプレイスのマルシェで八丈島の紅茶を買う。

渋谷まで歩いていたらつまらないカレーが食べたくなって、新宿駅の立ち食いカレー屋へ。
思った以上のつまらなさ。
期待はずれというか、期待通りというか、満たされない思いを抱えて帰宅。

夜、「海街diary」を見る。
やっぱり俺は女の子のおしゃべりが好きだ、と再確認。
夏帆のことを初めて可愛いと思った。
あと風太役の男の子がちょっと香川に似てサッカー上手そうと思った。

近所のお寺では紅梅が開いてた。
この寒波が終わったら、少しずつ暖かくなる。
早いよなあ。少し早すぎやしないかなあ。
もう少し、冬のままでいてくれないかなあ。